今日はうまく弾ける貯金②ということで、以前ご紹介した、本番前に取り入れて頂きたい練習メニューのふたつめ、「苦手箇所克服のための練習」についてお話しします。
皆さんは、今練習している曲、何の問題もなく弾けますか?
何の問題もなく…これはどういうことかというと、簡単に言えば「間違わずに弾ける」ことを指します。遠回しに言うと、納得して音楽を表現でき、且つそれをきちんと再現できるテクニックが備わっている状態のことです。
ここではテクニックに焦点を当てて説明していきますが、「苦手箇所克服のための練習」が解決策に繋がっていきます。
「弾けない」と思って、手の勢いでゴリ押しして弾いていませんか?
「弾けない」から、焦って弾いていませんか?
もしそうならば、危険です!
本番中は誰でも緊張します。かく言うぼくも、緊張しない本番なんてひとつもありません。緊張すると、心拍数が上がります。指先の血流が悪くなり、冷えることもあります。そんな状況で、普段「なんとなく」弾いているところが本番でうまくいくでしょうか?
答えは限りなく「ノー」に近いです!運が良ければうまく弾けますが、そもそも「運」を期待していては成長できません。
見て見ぬフリをするのは簡単ですが、うまく弾けないところこそ、本番前に重点的に練習して、少しでも自信を持って臨んでほしいです。
できないところをピックアップしてリズム練習をしたり、テンポを落として、確実に弾ける速さから少しずつテンポを上げて目標のテンポに近づけたり…
できることはたくさんあります♫あきらめないで、最後の最後まで粘り強く取り組みましょう☺️「時間がない!やばい!」と嘆くよりも、落ち着いてできないところを少しでも克服したほうが、価値のある練習ができると思いませんか?
とは言え、何度も申し上げているとおり「できない現実」に目を向けることはツライことです。ぼくが一番わかっています!笑
時には休むこともアリですから(休み過ぎは🙅🏻♂️笑)、手遅れになる前に行動を起こしましょう!
ぼくのレッスンでは、もちろん自宅での充分な個人練習を前提にしてはいますが、なかなかそううまくいかないことも承知しております。だったら、やってこなかった過去を責めるより、今のこの45分を価値のある時間にしたい!そんな想いで、いろんな練習方法を実践し、お伝えしているつもりです。
是非レッスンの中で覚えた練習方法を活用し、自宅での個人練習を価値のある時間にしてほしいです。切に願います!笑
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