うまく弾ける貯金①

 今日は、先日お話しした「うまく弾ける貯金」についてお話しします☺️
 まずはひとつめ、「間違わずに完璧に弾けた経験から得られる自信と正しい手の運び」からです。皆さんは、仮に本番前に1回リハーサルができるとして、その1回を完璧な状態で弾けた時と、ところどころ不安になりながら弾けた時と、どちらが安心して本番に臨めるでしょうか。圧倒的に前者だと思います。
 では、完璧に弾くためにはどうしたらいいのか。それは、「テンポを落として確実に、丁寧に弾ききる」ことに尽きます。
 本番前はできるだけ、本番と同じような状態を想定して練習したくなると思います。でもその気持ちをグッとこらえて🙇🏻‍♂️、インテンポよりも若干遅いテンポで弾いてみましょう。これはつまり、「手の勢いを殺して弾く」と言うことです。
 ぼくたちは知らず知らずのうちに、手や指先だけの運動感覚でピアノを弾いてしまいがちです。次の音がどうなっていくのか、どんなふうに展開していくのか。…そんな音楽的な視点を見失い、手の勢いで「なんとなく」弾いてしまうのです。


 本当にそこの音楽を理解できているか?

 指先の運動は、確かな練習に基づいて培われたものか?

 その場のノリで、イケイケどんどんのテンションで弾いてしまっていないか?


 自分が弾けないところを受け入れるのは、簡単なようで難しいです。でも、できないところを素直に受け入れることから、全ては始まります。テンポを落としても曖昧に弾いてしまったところは、その部分だけ取り出して練習し直せばOKです👍

 少しでも不安な気持ちをなくすために、「テンポを落として確実に、丁寧に弾ききる」練習をしてみましょう。テンポを落として上手に弾けた・テンポを落として納得しながら指を動かすことができたのなら、一石二鳥ですね☺️
 でも、日々の積み重ねが一番の近道であることをお忘れなく。これはぼく自身にも言えることですが!笑
 いっしょに頑張りましょう♫
 

Ongaku no jikan | 八巻和也公式サイト

♬福島県伊達市のピアノ教室「おんがくのじかん」♬ 真面目に楽しくコツコツと! 教員免許状取得の現役共演ピアニストが、わかりやすく丁寧にレッスンいたします。

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